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News: 2015年9月6日(日)

こんにちは。もう、秋ですね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?             日本は夏の余韻がまだまだ続いてる頃だと思います。

ベルギーは先週までは真夜中でも暑かったのに、このところパタリと寒くなりました。                  ヨーロッパの潔い夏の終り方には、いつもあっけにとられています。

先日お知らせいたしました、風景写真の「3人展」がもうすぐ始まります。          「インヴィテーションカード」はこんなようです:

invit-PAYSAGES_2015

9月10日(木・6−9pm)のオープニング・レセプションに、ブリュッセルやその周辺に居られる方、ご都合よろしければ是非いらっしゃってくださいませ。お待ちしております!


9月に入り、写真関係の大きな仕事が無事ひとつ終わったところで、長らく背負っていた肩の荷がやっと下り、もう、どこへでも飛んで行けそうな開放感です。(ああ、自由はなんて素晴らしいんでしょ!)

というわけで、やっと少し旅に出る気が起こってきました。今月はアムステルダムまで『Unseen』(アンシーン)というフォトフェアを観に出かけてきます。なんと、お隣の国、オランダに行くのは初めてです(空港だけは、乗り換えで幾度も降り立ちましたが)。ブリュッセルからアムステルダムまで、距離的には、神戸から京都あたりに出かけるくらいの気軽さ(すみません、関西人のローカル感覚です)なのですが、初めてのことには、やはり少しワクワクするものです。『Unseen』という名前のフェアだけあって、「見たことのない」ような写真作品が沢山観れますように・・・!

Unseen』: http://unseenamsterdam.com/


えっと、今月観た映画のことを少し・・・

ベン・スティラーナオミ・ワッツ共演の『While we’re young』と、            ウディ・アレン監督の最新作『Irrational Man』について。

全くジャンルの違うこの二つの映画ですが、後々考えると、キャラクターは違うものの、登場人物の役割設定と話の進行がとても良く似ていました。超簡単にご説明しますと・・・、「主人公の繰り返しの日常生活にトリックスター的な人物が現れ、影響を受け、運命に翻弄されていくのですが、主人公が思い描いていた幻想と現実とのギャップを目の当たりにして自我の声に目覚め、その苦い経験から自分に主体性のある生き方を学び取り、人生の舵を取り直す」、というストーリー(かな?)。

両方の映画から、「人としての、人生における存在価値」を問うようなメッセージを感じました。どちらも良い映画でしたが、『While we’re young』の方は、途中で話の先が読めてしまって、「もっと素直に観れたらどんなに良かっただろう」、とちょっと自分で反省しました。

ですが、『Irrational Man』の方は、最後の最後まで先が読めない、目が離せないほどの緊張感で楽しませてもらいました。流石は、我らがウディ先生、やはり天才です。ウディ・アレンの映画は、「ばかばかしいほどに面白くて温かいコメディ映画」と、「酷く恐ろしくて救いようのない内容のビターな映画」の振り幅がもの凄く大きいですが、この映画は後者のタイプでした。でも、後味は決して悪くないところが、いつも凄いです。前述のとおり「人としての、人生における存在価値」が大きなテーマだったように感じましたが、映画の後半は犯罪/サスペンス色がどんどん色濃くエスカレートしてゆき、最後には衝撃のクライマックスを迎えます。「正義」とは何か、「悪」とは何かというこの二項対立、この表裏一体の人間の深層心理が、鋭くメスでえぐられるような映画でもあり、観賞後も強い余韻が長く残りました。映画の後半、内容がどんどん重くなっていくのと対照的に、軽いノリのピアノ・ジャズが最後まで続き、その対比の効果が絶妙なバランスを保っていました。おすすめです;

Irrational Man』: http://trailers.apple.com/trailers/sony/irrationalman/ (字幕無しです)

While we’re young』: http://while-were-young.com/videos/officialTeaser/ (字幕無しです)


秋は一番好きな季節です。秋の晴れやかな日には、空がより青く透き通って見えます。     皆さんも、どうぞお元気で、良い秋の日をお過ごし下さいね。

それでは、またお会いできる日を楽しみにしています!

Reiko